信義
(しんぎ)
from 「日本外史」
昨年のNHK大河「天地人」の放送で上杉謙信が琵琶を弾きながら病に倒れる。
テレビにて、謙信は…盛んに『義』の一言を発していた。
「武田・上杉の二家、(中略)名法をもって国を治む。
(中略)
上杉氏、事を作(な)すに率(おおむ)ね、信義による。
これ、その独り存して今に至る所以(ゆえん)なり。」
と「日本外史」(頼山陽著)にある。
「武田信玄、上杉謙信ともに、名将にして立派な政治を行い国を治めた。
ただ、上杉家は何事においても『信義』を行動規範としていた。つまり、お天道様に恥じない行動だ。
武田信玄は名将だが、権謀術数を駆使して、私利私欲に走った部分もあり、結局は私利私欲に走る者の行く末を表現した『我利我利(ガリガリ)亡者』の言葉のごとく滅亡してしまった。
上杉家が、謙信以来数百年、存在するのは、『信義』ゆえである。
結局は古人の言われた『利は義の和なり』のごとく、最後に利益を得るものは、お天道様に恥じない行いをしてきた者なのだ。」
(勝手私訳)
武田信玄を悪者風に私訳してしまいましたが、あくまでも「日本外史」では、上杉贔屓なのでご了承ください<(_ _)>
日本外史は、頼山陽(1832没)が記した書なので、上杉謙信や武田信玄の時代から250年近く後の書となりますが、やはり「信義」篤い人物は好意をもって後世に語り継がれる。
「三国志」に登場する数多の豪傑・賢人の中でも「信義」篤き人物である諸葛孔明や関羽などは好意をもって後世の人々に受け入れられている。関羽などは、商売の神様として祀られてますね。
「信義」に篤い商店も、誠意ある「信義」を貫いてきたからこそ好意をもって人々が受け入れてきたことで、現在の老舗として上杉氏のごとく「独り存して今に至る」のだろう。
※引用文献
「日本外史(中)」(岩波文庫)
posted by 「ビジネスマン兵法」発行人 at 11:31|
■ビジネスマン兵法
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